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名護市辺野古での基地建設に伴う環境アセスの国の方法書に対し、環境の専門家でつくる県の審査会は18日、方法書の書き直しを強く求める答申を県に提出しました。

審査会は県条例の対象となる滑走路部分について、方法書の不備を数多く指摘した答申をすでに県に提出しています。

今回18日の答申は、環境アセス法の対象となる埋め立て部分に関するもので「直前になって150ページもの追加資料を提出するなど、的確な答申は困難で、方法書の書き直しをさせる必要がある」と前回よりも踏み込んだ表現で書き直しを求めています。

答申を受けた知念文化環境部長も「沖縄防衛局の直前での追加資料の提出は審査に混乱をきたし、誠に遺憾」と述べました。

答申のあと、審査会の津嘉山正光会長は記者団に対し、きちんと審査ができるような形で国にもう一度出してもらうよう、県に明確に伝えたかったと述べました。答申を受け、仲井真知事が21日に国に知事意見を提出します。