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集団自決を巡る教科書検定問題で、県民大会の実行委員会のメンバーが15日、文部科学省に再度、要請を行いました。しかし副大臣は、撤回の意思がないことを示しました。
文科省を訪れたのは県民大会実行委員会の委員長を務める仲里県議会議長ら5人で池坊保子副大臣に対し、教科書検定意見の撤回と日本軍の強制があったとする記述の回復を求める要請書を手渡しました。しかし池坊副大臣は、「(文科省は)誠実に県民の方々の気持ちをわが気持ちとしてきちっと対応してきたのではないかという風に私は思っている」と答え、検定意見を撤回する考えがないことを示しました。
要請後、仲里議長は、「自分たち(文科省)としてはむしろ文言も注釈みたいな形で増えているし、100点から120点だと思っているという風な言葉もあった」と、回答に強い不満を示し、副大臣の言葉を「受け入れるわけにはいかない」と述べ、検定意見の撤回と強制に関する記述の回復まで粘り強く要請していく方針を示しました。
また、要請団に加わっている子ども会育成連絡協議会などは県選出の自民党国会議員で作る「五ノ日の会」を訪ね今後も足並みをそろえて行動するよう要請しましたが会長の仲村正治議員は、『いままで一生懸命やった』と答え、協力に難色を示しました。