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エイズやハンセン病に対する偏見や差別をなくし、共に生きる社会をつくろうと、厚生労働省主催の人権フォーラムが14日夜、名護市で開かれました。

フォーラムではハンセン病回復者や薬害エイズ被害者の人たちが、未だに根強く残る差別や偏見の現状を人権の観点から話しました。

ハンセン病の語り部として活躍する金城幸子さんは、いわれなき偏見と差別で社会復帰できず、家族からも受け入れられない人たちがいる現状を話し、今こそ回復者に皆さんの愛の手を差し伸べてほしいと訴えました。

また輸血で薬害エイズに感染した花井十伍さんは、政府や薬品メーカー、医療機関の責任を繰り返し語り続けることが差別をなくすことにつながると述べました。

会場には小中高校生をはじめ、大勢の市民がつめかけ、差別と人権の尊さについて考えていました。