今月3日、初の公式戦に挑んだ沖縄初のプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」ですが、シーズン44試合中、先週土曜日までに6試合を終了。2勝4敗とやや苦しい星勘定となっていますが、その中で、3度目のホームゲームが行われました。
NBAを思わせる豪快なダンクシュートも間近で見られるbjリーグ「琉球キングス」の第7戦。対戦相手は昨シーズン2位の高松ファイブアローズ!キングスの実力を占う上でも注目の一戦でした。
しかし、開始から試合は高松ペース。3番、2m10センチのビッグマン、ジョージリーチ選手などのポイントで点差を広げられます。一方、キングスは1番澤岻選手がこの試合の前に、肩と腰、さらに足を痛める最悪のコンディションに加え、6番金城選手のシュートも空振りを続け、キングスらしい攻撃を見せることができません。
第2Qを終わって32対48。6ゴール差をつけられて後半第3Qに入ります。ここからキングスが徐々に息を吹き返します。34番エリック選手のダンクを手始めに、金城選手の3Pも決まると、リズムを作ります。
最終第4Qは、キングスペースで試合を展開。終盤、チーム1のシューター吉田選手の3Pが決まると72対78!ついに3ゴール差まで追い詰めます!さらに残り39秒、澤岻選手のシュートで78対82。あと2ゴール。
しかし、ここからキングスの攻めがかみ合わなくなり、逆に高松に得点を許す結果。終わってみれば80対90。キングス悔しい敗戦でした。
昨日ホームゲーム2戦目のキングスでしたが、結果は2度の延長戦にもつれ込む大接戦の末に破れ、対戦成績を2勝6敗、大きく遅れをとりました。しかし、まだシーズンは始まったばかり。試合内容も決して悪くありませんから、期待しましょう!
続いてはサッカーです。今季JFL18チームの中で17位と低迷を続けるFC琉球が、昨日ホームでの最終戦に挑みました。
昨日は今季限りで引退する4人の選手も出場。地元サポーターに勝利を誓ったのですが・・・、結果です。
FC琉球のホーム最終戦!下位で苦しむ「琉球イレブン」に熱いエールを送ろうと集まったのは、今シーズン最多の約4700人。ホームで勝って、来シーズンへ弾みをつけたい! 監督・選手・サポーター、それぞれが強い思いを秘めて挑んだ試合でした。
試合は立ち上がり、ソニー仙台が組織的なプレーでボールを支配しますが、この試合で引退する仲間のためにも負けられないFC琉球は徐々に自分のペースに持ち込むと、中盤から仙台ゴールに襲いかかります。
そして、前半30分!佐藤真也選手が出したロングパスに、MF19番、蒲原選手が反応します。一度、仙台ディフェンダーに阻まれるも焦らず、確実に決めてFC琉球が先制。1対0で前半を折り返します。
後半に入っても勢いに乗るFC琉球は仙台ゴールを攻め立てると開始5分、33番MF佐藤拓也選手が鮮やかに一人交わし、芸術的なダメ押しの2点目!
ホーム最終戦にかけるチームとサポーターの思いが場内を一つにしていきます。
ところが・・・。後半22分、仙台にセット攻撃から1点を返されます。追加点の欲しいFC琉球、この後も仙台ゴールに果敢に襲いかかりますが、どうしても得点につながりません。
すると、試合終了1分前、一瞬の隙を突かれたシュートはGK野田選手のクリアミスを誘う痛恨の同点弾。
手にしていたはずの勝利が零れ落ちたFC琉球。サポーターの声に応えることが出来ませんでした。
試合後は今季引退する仲里選手、松原選手、三原選手、濱田選手の4選手のセレモニーも行われ、沢山の拍手に送られる中、4人は次のステージへの抱負を語っていました。