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名護市辺野古への新基地建設に向けた国の環境アセスの方法書を審査するため県の諮問機関が19日に初めて現地調査を実施しました。

県環境影響評価審査会による調査には大学教授など5人の委員が参加。午前10時、名護市二見の作業ヤード建設予定地を訪れました。

案内した沖縄防衛局の職員が図面を使って埋め立て海域の範囲などを説明すると、委員からは「作業ヤードをフロート式にすれば、埋め立てをする必要はないのではないか」などの質問が投げかけられました。

そして一行は建設計画で、生態系に影響を受ける恐れのある 大浦湾河口のマングローブ林や近くにあるリゾートホテルのほか、キャンプシュワブ内の文化財などを視察。

夕方には名護市辺野古の漁港を訪れ、ここでも作業ヤードの埋め立て範囲について説明を受け、委員からは赤土対策などについて質問が出ていました。

津嘉山会長は「特に沿岸部については、施設ができれば何らかの影響が出てくると思う。いろいろ審査していきたい」と話しています。

津嘉山会長はさらに航空機の機種や訓練方法が明らかにされていないため、県への答申で方法書の不備を指摘する可能性を示しました。