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名護市辺野古への基地建設に向けた事前調査の一環で、沖縄防衛局が藻場に釘のついたロープを設置していることに対し、市民団体が「ジュゴンが飲み込む危険性がある」と抗議しました。
国の天然記念物ジュゴンが生息する辺野古の海では現在、国が基地建設に向けた事前調査を行っていて、海底に数10センチのロープを複数張り巡らし、ロープの先端には長さおよそ8センチの釘がついています。
このため12日、沖縄防衛局を訪れたヘリ基地反対協議会のメンバーらは、ジュゴンがこの釘を海草と一緒に誤って飲み込んで死ぬ可能性があると指摘し、釘とロープを撤去するよう求めました。
これに対し、沖縄防衛局の担当者は「海藻類の調査のために必要」と回答し、要請を拒否しました。
また、市民団体側は辺野古に予定されている基地について、10月に国会で国側が「訓練の形態によっては軍用機が住宅地の上空を飛行することは当然あり得る」と答弁したことを上げ、建設計画の白紙撤回を要求。
防衛局側は、2014年までに基地を完成させる姿勢を崩しませんでした。