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アメリカ軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行したことに対し、嘉手納町議会は23日、訓練の中止を求める抗議決議を全会一致で可決しました。

今月19日の訓練では、嘉手納基地所属のアメリカ兵9人がパラシュートで次々に嘉手納基地に降下。4人が予定ポイントを外れ、このうち1人は基地内の雑木林に突っ込みました。

嘉手納町議会臨時議会で基地対策特別委員会の田仲委員長は、パラシュート訓練は伊江島補助飛行場で行うことが日米間で合意していることを指摘し、アメリカ軍は例外と言いながら、嘉手納基地でこの訓練を恒常化させる狙いがあると訴えました。

ところでアメリカ軍は模擬爆発音装置などを使った非常事態への即応訓練を嘉手納基地で実施しています。23日午後5時過ぎ、破裂音とともに、2本の滑走路の間の緑地帯から煙が上がりました。

この訓練に関しても議会が何度も中止を求める抗議決議をしていますが、嘉手納基地では金曜日まで実施するとしています。