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要請団の上京を受け、国会周辺では検定意見の撤回を巡って賛成派、反対派、双方の集会が開かれました。実近記者です。
大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会・小牧薫事務局長「例え醜くても真実を知りたい、学びたい、そして伝えたいといいました。これはあの読谷高校の二人の高校生の思いだけではありません。日本の全ての高校生、若者たちの思いであるとおもいます」
衆議院第一議員会館で開かれた集会には、およそ120人が参加。県選出、出身の国会議員が集団自決を巡る沖縄の声を紹介し、歴史教科書執筆者の石川久男さんが「検定は政治介入ではなく、その撤回が政治介入になるというのは、馬鹿げた議論だ」と政府の姿勢を批判しました。
実近記者「一方、参院の議員会館では検定意見の撤回に反対するための集会がまもなく始まろうとしています」
獨協大学・中村粲名誉教授「これはファッショだと思う。こういうファッショ的な空気の中で、教科書の教育方針が決められるということは、戦後の日本が本当に避けてきたことではなかったのか」
集会にはおよそ130人が参加。主催者発表で11万人あまりが集まった先月29日の県民集会には、実際には1万3000人しかいなかったなどの報告も行われ、検定意見の撤回を求める政治介入はあってはならないとする決議が採択されました。