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教科書検定の撤回を求めてきのう知事などが渡海大臣に要請したことを受けて、4日これに反対する会が検定結果を撤回しないよう文科省に求めました。
文部科学省を訪ねたのは、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長などで「文科省の検定は適切であり、様々な動きに屈せずしっかり守ってほしい」と述べました。「つくる会」は自虐的な歴史の見方を改めようと11年前から活動していて、2001年には会がつくった教科書が検定を合格。「従軍慰安婦」の記述がない教科書が東京都など一部の学校で採用されています。
藤岡会長は「検定意見は公かつ、穏健、適切な内容であり、一点の瑕疵もありません。この検定結果を覆そうとする外部の圧力は明らかに法律に反する、不当な支配にあたる」と訴えています。このほか「つくる会」では「集団自決に日本軍の強制がなかったことは実証済み、県民大会の参加者は2万人程度だった」と主張政治的なキャンペーンに政府や文科省が動かされてはいけないと訴えました。