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サンゴの白化現象が広がっている八重山海域の石西礁湖の現状を環境省が調査し、その深刻な状況が明らかになりました。

環境省によりますと、9月上旬に石西礁湖内の33地点で白化状況を調査した結果、全ての地点で白化率が20%を超えていることが分かりました。

また、調査地点の8割にあたる26地点では白化率は80%を超えていて、国内最大のサンゴ礁海域・石西礁湖でも、白化現象は大規模に発生、事態は深刻であることが浮き彫りになりました。

調査地点の海水温は、2007年7月から8月にかけて平均30度を超えるなど、例年にない高海水温を記録していて、これが大規模な白化を引き起こしたものとみられています。

環境省では、研究者やダイバーからの情報を集めるモニタリング調査などとあわせて、詳細な被害状況を把握する方針です。