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高校歴史教科書から集団自決の軍関与の記述が削除された問題で政府は、教科書の出版社からの訂正申請を受け、対応する方針です。渡海大臣は1日夕、教科書の執筆者から訂正申請があった場合の対応について記者団が質したのに対し、「もしそういう状況が出てきたら真摯に対応したい」と答えました。

政府は今回の問題に対して「政治的介入があってはならない」と検定意見の撤回は避けたい方針ですが県民の訴えを受け記述が復活する可能性も出てきました。教科書の執筆者で歴史教育者協議会の委員長をつとめる石山久男さんは2日午前、QABの取材に対し、今回の政府の態度に対し「根拠のない検定意見によって削除された記述が復活するのは当然」として、「文科省の責任で検定意見を撤回させることが重要」と語りました。今後の政府の態度を注視したいと話しています。