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沖縄を訪れている自然保護団体グリーンピースのメンバーが1日、沖縄市役所に東門市長を訪ね、計画が進められている泡瀬干潟の埋め立て工事を中止させるよう求めました。

グリーンピースのエスペランサ号は9月26日に那覇港に到着。10月1日午前、沖縄市の中城港に寄港し、港で泡瀬干潟を守る会の歓迎を受けました。

このあとエスペランサ号のスチュアート船長はQABのインタビューに答え、「アメリカでは希少生物が多く生息する泡瀬干潟のような場所を埋め立てることは国内法に違反する」と述べました。

グリーンピースのメンバーらは午後、沖縄市役所に東門市長を訪ね、計画が進められている泡瀬干潟の埋め立てについて、「絶滅が危惧されている貝類などが多く生息している干潟を埋め立ててはいけない」と訴え、工事の中止を求める要請書を手渡しました。

これに対し東門市長は「干潟の大切さは良く分かっている」と述べましたが、今後、埋め立て計画を認めるかどうかについては「年内の早い時期に判断したい」と答えるにとどまりました。

このあとインタビューに答えたグリーンピースジャパンの星川淳事務局長は「かなり、開発側の圧力を市長が受けているという印象を受けたが、自然の側に立っての決断を期待したいとの気持ちを伝えた」と語りました。

エスペランサ号は1日夜、名護市辺野古に移動する予定です。