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福田新内閣で文部科学大臣に就任した渡海紀三朗大臣は26日、初閣議後の記者会見で、教科書検定意見の撤回を求める沖縄の声に対し柔軟な姿勢を見せました。
記者会見で渡海新大臣は、29日に沖縄で教科書検定意見の撤回を求める大規模な県民大会が開かれることについて、「沖縄の人にとってこの問題はそうなんだろうなというのが率直な印象です」と述べ、教科書の記述復活を求める県民に理解を示しました。
そして、「その(県民)大会がどういう大会になるのか、またどういう意見が出てくるのかということをよく見極め、その意見などを受けて、対応について答えたい」と述べました。
渡海大臣の発言は検定意見の撤回をかたくなに拒んでいた伊吹前大臣とは明らかに異なり、今後、柔軟に対応するものと見られます。
渡海大臣は昨夜の会見でも「県民感情を考え、より慎重に取り扱っていかなければいけない」と話していて、大会後の大臣の対応が注目されます。