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世界的に大豆の価格が高騰している事を受けて、県内の豆腐製造業者は、もはや小売価格の値上げしかないと悲鳴を上げています。

アメリカシカゴの穀物相場では、去年は1ブッシェル(約27キログラム)あたり5〜6ドルで取引されていた大豆が、今年に入ってから急騰を続け、9月には10ドル近くと、実に2倍も値上がりしています。

これはバイオ燃料ブームで、世界的に燃料の元となるトウモロコシの作付け面積が増加し、大豆の生産量が減少しているためです。

原料のほぼ100パーセントをアメリカ産の大豆に頼っている県内のお豆腐屋さんでは、このほか原油高などの煽りも受け、すでに廃業する業者も出ています。

業界では小売価格の値上げも検討していて、豆腐消費量日本一といわれる県内での影響は避けられそうもありません。