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非常に強い台風12号は先島諸島を暴風域に巻き込みながら北上し、西表島では観測史上2番目となる65.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。引き続き厳重な警戒が必要です。
非常に強い台風12号の午前11時現在の推定位置は、西表島の西北西およそ50キロの海上にあって、1時間に20キロの速さで西北西に進んでいるものとみられます。
中心の気圧は930ヘクトパスカル、最大風速は50メートル、また最大瞬間風速は70メートルに達していて、猛烈な雨と風に見舞われています。台風はこのあと、しばらく勢力を維持しながら北寄りに進む見込みです。
宮古島地方は暴風域から抜けつつありますが、八重山地方は石垣島と西表島が18日夕方、与那国島は宵のうちになる見通しで、引き続き暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
台風が直撃している八重山諸島では猛烈な雨と風に見舞われています。
竹富町上原では午前8時に65.9メートルの最大瞬間風速を観測していて、石垣市内でも街路樹が強風でなぎ倒され、道路を塞いでいます。
沖縄電力によりますと、宮古島では18日午前1時ごろから、石垣島では午前5時ごろから一部で電気がストップしていて、午前11時現在、宮古・八重山のおよそ1万500世帯で停電が続いています。
また交通機関も大きく乱れていて、沖縄本島と石垣島・宮古島などを結ぶ空の便は始発から欠航が相次ぎ、各航空会社あわせておよそ7000人に影響がでているほか、路線バスも始発から運休しています。