※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
アメリカ軍は先月に続き、11日未明にも嘉手納基地のF-15戦闘機を離陸させました。
地元の抗議に耳を貸さないアメリカ軍に周辺の議員は更に連携を強め、未明の離陸を中止させる構えです。
11日午前4時30分頃、嘉手納基地の滑走路からF-15戦闘機4機と空中給油機が相次いで離陸し、嘉手納町住民地域での騒音は最大で94.1デシベルを記録しました。
アメリカ軍は8月28日のウークイの翌朝にも地元の反対を無視する形でF-15の離陸を強行していて、嘉手納基地の報道部はその理由について「機体の更新が目的で、アメリカ本国の基地に日中に到着するため未明に離陸した」と説明しています。また8日までは激しい騒音で知られる海軍の電子偵察機プラウラーも飛来し、日中も爆音が周辺住民を襲っていました。
この状況に嘉手納町議会の田仲康栄基地対策特別委員長は「最近でも北谷町で僅か2日間の間に100デシベル以上の爆音が60数回も発生するという異常事態」と指摘しています。100デシベルとは電車が走る線路脇での騒音とほぼ同じレベルです。
田仲委員長は、夜10時から朝6時までの航空機の飛行を禁止する協定の遵守と騒音の軽減を求め、今後、周辺の議員がより連携を深め、統一して行動したいと語りました。