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3月に徳之島で陸上自衛隊那覇基地所属のヘリコプターが墜落した事故で、陸上自衛隊は「事故原因は特定できなかった」と発表しました。

3月、急患輸送に向かっていた陸上自衛隊那覇基地所属のCH47ヘリコプターが徳之島山中に墜落し、隊員4人が死亡しました。ヘリコプターは、当初予定されていた総合グラウンドへの着陸を濃い霧のために断念し、徳之島空港に向かう途中に山中に墜落しました。

7日、陸上自衛隊は事故原因について説明会を開き、第一混成団の三浦誠哉副団長は、「搭乗者が全員死亡していること、FDR(飛行記録装置)が損傷したことから、事故原因を特定することはできなかった」と発表しました。

事故当時、かなり濃い霧が島一帯にたちこめていたことから、自衛隊では「予期せぬ天候の急変」を事故の要因としてあげていますが、墜落の直接の原因は分かりませんでした。

自衛隊では今後、気象情報の収集や夜間飛行の訓練を強化するなどして事故防止を図りたいとしています。