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中華航空機の爆発炎上事故で、燃料タンクに刺さったボルトによる穴が事故原因と特定された事で、調査団は24日にも機体を分解して詳しく調べる事にしています。

国土交通省の事故調査委員会は、きのうの実況見分で、飛行機の離着陸時に浮力を高めるために使うスラットのボルトが外れかけ、すぐ傍の燃料タンクの壁を突き破っていたことを発見しました。

この穴から大量の燃料が流れ出て、右エンジンに熱せられて発火したと見られています。

今回、事故を起こしたボーイング社製の機体では今回と同じ箇所の部品が外れるトラブルが過去に2件起きています。そのため、今後の調査はボルトが外れかけた原因が整備不良によるものか、それともボーイング社の構造上の問題かなど、機体を分解して詳しく調べる方針です。

ところで、国土交通省は事故を起したボーイング737の国内にある同型機23機について点検を指示しましたが、全て異常がなかった事が確認されました。