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那覇空港で起きた中華航空機の爆発炎上事故で、事故調査団は23日、機体を切断するなどして、燃料漏れがどこから起きたのか、特定する作業に入ります。23日の調査には22日から加わっているアメリカ運輸安全委員会のメンバーのほか、ボーイング社やエンジンの製造メーカーの担当者が参加しています。

これまでの調べで事故機は、誘導路を移動中の早い段階から、右のエンジン付近から燃料のようなものを大量に噴き出しているのを地上の整備士が目撃しています。燃料は、エンジンを翼から吊るすパイロンと呼ばれる部分から漏れ出した疑いが強まっています。

しかし、事故調査委員会の台木一成首席調査官は会見で「見ることができた限りでは、明らかにパイプが折れているとか、外れているとかというのは確認できておりません」と述べていてこれまでの調査では異常は見つかっていません。

調査団はパイロン内部を通る燃料パイプに何らかの亀裂や破損が生じていないか、機体のパネルを開いて内部を調べていて、今日中にも機体の一部を切断して原因究明を急ぐ方針です。