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実弾射撃場の建設計画は先週末、突然発表されました。この射撃場は一体どういうものなのか、また、相次ぐ危険な施設に地元伊芸区の苦悩も絶えません。実近記者のリポートです。

先週、那覇防衛施設局が発表した射撃場の概要。

『3階建ての施設。2階と3階にそれぞれ10の射撃スポットを設置』

射撃場は沖縄自動車道の北およそ500メートルのキャンプハンセンレンジ3付近に建設されます。

『射撃方向は北西。左右と後方は壁に覆われていて、銃口が民間地域に向く可能性は全くない』

施設局は安全性を強調しますが、その射程距離は1200メートルと民間地に十分届く長さ。この一帯では多くの射撃場が山側に向いていながら、地元では度々、流弾事故が発生していて、過去には人に当たったこともあるのです。

嶺井カメラマン「実弾を使った射撃訓練をしているのが確認できます」

レンジ3のすぐとなりレンジ4の都市型訓練施設で訓練が強行されたのは2年前。

伊芸区からわずか300メートルという至近距離での訓練に、県民は超党派で抗議の声を上げ、区民はその後、実に487日間にわたって、毎朝、抗議行動を続けました。

伊芸区・池原区長「あれだけの地域の思いがまだ通じていない。そして教訓として活かされていない」