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2004年8月、沖縄国際大学にアメリカ軍のヘリコプターが墜落した事故で、県警は1日、機体の整備にあたったアメリカ兵4人を氏名不詳のまま書類送検しました。
日米合同委員会の報告書によりますと、ヘリは整備士らが回転翼のボルトを固定するピンを付け忘れたため、飛行中にボルトが緩み、墜落しました。
県警は事故直後から、機体の検証や関係者の事情聴取をアメリカ側に要請しましたが、アメリカ側は国内法をたてに整備士の名前さえも明らかにしていません。
このため県警は、事故から3年となる13日の時効を前に、航空危険行為処罰法違反の疑いで、当時の整備士4人を1日午前10時すぎ、那覇地方検察庁に氏名不詳まま書類送検しました。
4人は不起訴処分になる見通しで、アメリカ側の責任を追求できずに終わることになります。