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朝日新聞などが実施した終盤の情勢調査によりますと、糸数慶子さんが依然として優位に立っていて、西銘順志郎さんは勢いが見られません。朝日新聞社と沖縄タイムス社は24日25日の2日間、県内の有権者を対象に電話による調査を実施しました。
調査はコンピューターで無作為に抽出した番号に電話をかけ、そのうち1005人から有効回答を得ました。回答率は63パーセントです。まず、今回の選挙に『大いに関心がある』と答えた人は47パーセントで、『少しは関心がある』との回答を合わせると90パーセントに達しています。
また、投票に『必ず行く』と答えた人が79パーセントで、関心と投票意欲、ともにかなり高くなっています。そして注目の『誰に投票するか』については、野党側の糸数さんが依然として優位に立っていて、与党側の西銘さんには勢いが見られません。
年代別、男女別ともに糸数さんの支持が広がっています。また、支持政党別では、糸数さんが野党各政党で支持を固め、自民と公明支持層それぞれの2割も取り込んでいます。一方、西銘さんは自民と公明支持層の8割をまとめ、民主支持層の1割からも支持を得ています。
そして無党派層は7割以上が糸数さんを支持しています。ところで、今回の調査では大都市と地方の格差は深刻な問題だと思うかを質問に加えました。その結果、『深刻』と答えた人が68パーセントに上っています。また、年金問題については投票への判断材料として『大いに重視する』が49パーセント、『ある程度重視する』との回答を合わせると90パーセントに達し、序盤の調査と同様に与党側に逆風が吹いていることが表れています。
ただ、回答した有権者の3割以上が投票態度を明らかにしていないため、情勢が変わる可能性もあります。