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地場産業を育成し、県経済の発展と雇用の拡大につなげようと、沖縄総合事務局や県の職員が独自の技術を持った県内の企業を視察しました。

県工業連合会が主催したふるさと企業訪問では、まず北中城村にある肥料会社を訪れました。この会社では牛の糞を牛舎から購入し、ススキや炭とブレンドして有機肥料を作っています。従業員8人のうち3人は体に障害を持つ人を雇用。ここで作られた肥料は県内のJAや造園業に販売していて、農家の高い支持を集める県産品です。

また、うるま市の自由貿易地域では車のバンパーを細かく砕いてリサイクル製品を作る工場を見学。小さなチップに砕かれた後は洋服を掛けるハンガーなど、様々なプラスチック製品として生まれ変わっています。

全国の2倍の失業率を改善するため、ことしからスタートしたみんなでグッジョブ運動。県は特に製造業の自給率を増やして雇用の拡大につなげる方針で、今後もこうした技術を持った企業を育成し、2010年までに4万人の新たな雇用を生み出したいとしています。