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『あまりにも非常識で許せない』

アメリカ軍の装甲車がうるま市内の養護学校の敷地内に進入した問題に対して、県や地元は抗議の声を強めています。

18日の午後、うるま市の沖縄高等養護学校に突然進入してきたアメリカ海兵隊の装甲車。軍はホワイトビーチからキャンプ・シュワブに向かう途中に運転手が道を間違えたため、方向転換のために学校に入ったと説明しています。

うるま市議会の基地対策特別委員会では、この説明に対して怒りの声が続出。生徒たちの命にも関わる非常識で人権を無視したものだとして、26日に臨時議会を開き、アメリカ軍に再発防止を強く求める意見書と抗議決議を採択することにしました。

一方、県教育委員会の仲村守和教育長が23日午前、外務省沖縄事務所を訪れました。このなかで仲村教育長は「学校は安全で安心して学習する場でなければならない。生徒の安全が脅かされたことは言語道断」と抗議文を手渡しました。

対応した外務省の田中賢治課長補佐は「外務省としても同じ認識であり、いかなる理由があろうとも装甲車が学校に入ることはあってはならない」とした上で、海兵隊にはすでにその旨を伝えたと話しました。