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1960年のアイゼンハワー・アメリカ大統領の沖縄訪問の様子や復帰前の喧騒など戦後の沖縄の世相を切り取った写真展が名護市で開かれています。
1950年代からカメラマンとして活動してきた前原基男さんは竹富町出身。今回の写真展には戦後の混乱・復興期の沖縄の姿を切り取った作品130枚が展示されています。中でも、1960年に沖縄を訪れたアメリカのアイゼンハワー大統領が民政府の建物に向かう写真は前原さんの手元が震えた様子もわかり、厳重な警戒の中でシャッターを切った忘れられない一枚だといいます。
また、1958年焼け野原に復元された守礼門。米軍払い下げの毛布で防寒服を仕立てて海に出ていく海人の姿などたくましくいきる人々の姿も記録されています。前原基男写真展は名護市万国津梁館で今月30日までです。