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やんばるの貴重な動植物の生態系に大きな影響を与えるとされている林道建設に対し、県の監査委員が事業のあり方を監査するため、現場を視察しました。

現場視察は県の林道開発の計画に当初含まれていなかった林道工事が行われたのは不当で工事への公金支出は違法であるとして建設に反対する住民らが県監査委員に住民監査請求をしたことで実施されました。

監査委員らはほぼ完成している国頭村の伊江原林道を訪れ、長さ2キロ、幅2メートルの林道を実際に視察しながら、工事の進め方や環境への配慮、林道の必要性などについて事業を進める県側と反対する住民側からそれぞれ説明を受けました。

林道は林業振興の上で必要なもので、環境への配慮もなされていると主張する県側に対し、住民側は森を分断する林道建設は貴重な動植物がすみかを失い、生態系を壊すもので、公費の無駄使いであると事業の見直しを求めました。そのあと、工事中の楚州仲尾支線も視察、沢を壊し伐採された木々が野積みされている場所で、住民らは工事の中止を訴えていました。