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宮古島市の海岸でめずらしい姿のヤシガニが見つかりました。見つかったのは、一見、普通のヤドカリですが、実はカタツムリの貝殻を背負ったヤシガニです。発見したのは琉球大学非常勤講師で甲殻類の研究を行っている藤田喜久さんで、15日に宮古島市城辺の海岸で見つけました。

藤田さんは、「世界でも数例しかなくて、国内では恐らくこれが初めてになると思う」と興奮気味に話していました。ヤシガニは、幼生が海で貝殻に入って成長し、陸に上がってからも一時期はヤドカリのように貝殻を背負って過ごすと考えられています。生きている状態で発見されたのは非常にめずらしいということで、藤田さんは、10月に東京で開かれる学会で発表する予定です。