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東村高江区へのアメリカ軍ヘリパッドの移設問題で、国は今朝早くから現場に工事用の仮設ゲートを設置するなどの準備作業を始め、ヘリパッドの建設に着工しました。
「強行工事はやめろ!ゲート封鎖はやめろ!」
仮設ゲートの設置はけさ5時過ぎから始まり、午前8時前には終了したということです。早朝の強行された工事を知り、慌てて集まった建設に反対する地元住民や市民団体のメンバーたちは、国の不意打ちの着工に怒りをあらわにしていました。
反対する住民「とにかく工事をさせない。私たちの生活を、安全を脅かしているわけですからね。自分たちはそれを守る権利があるわけです」
日中、厳しい太陽が照りつける中、座り込みを続ける住民たちがアメリカ軍の車両がゲートに入ろうとするのを必死に止める場面もあり、住民は今後も工事を阻止するため、座り込みを続けると話していました。
一方、きょうの着工を受けて、市民団体と国会議員が那覇防衛施設局に抗議しました。
この中で市民団体の代表は、早朝の着工は地元住民に対するだまし討ちだと工事の中止を求めました。これに対して施設局の担当者は、7月以降工事に入ることはすでに公表していて、きょうは住民との混乱を避けるために早朝に着手したと回答しました。