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久間章生防衛大臣が、広島・長崎への原子爆弾投下を「しょうがなかったと思う」と発言。これに対し仲里副知事は「誠に遺憾だ」と不快感をあらわにしました。
久間防衛大臣は6月30日に千葉県内で講演し、広島・長崎への原爆投下は「しょうがなかったと思う」と発言。これに被爆者団体などから強い抗議と批判を受け、翌日の7月1日、長崎県内で謝罪しました。
しかし、発言を撤回するのかとの記者の質問には「講演でしゃべったことは撤回できっこない。ただ、真意はどうだということについては説明責任は私にあろうと思う」と述べました。
久間大臣の発言について、2日の県議会一般質問で維新の会の赤嶺昇議員が取り上げ、「沖縄戦についてもしょうがないとの認識に変えられるのでは」と懸念を示し、県の見解を求めました。
これに対し仲里全輝副知事は「いかなる理由にせよ、核兵器の使用を容認すると誤解されるような発言は誠に遺憾だ」と不快感をあらわにしました。
久間大臣の今回の発言には県内の被爆者団体や平和団体なども強く批判し、大臣の罷免を求める動きも出ています。