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重度の障害を抱える男性が24時間の介護給付を求めて、県に再度不服審査請求をしていましたが、県は29日、これを棄却する裁決を下しました。

進行性の筋ジストロフィーを抱え、24時間に亘る介護を必要とする大城さんに対し、現在給付されている介護の時間は1日平均11時間。生命の維持すら危ういとして、去年の9月、県に対し、名護市の介護給付時間を見直す不服審査請求をしました。

これを受けて、12月には一部処分を取り消す裁決が出されましたが、それでも、1日わずか30分の増加しか認められなかったため、今年3月、再度県に見直しを求めて不服審査請求を行なっていました。

そして3回に亘る審査会を経て、県は29日、名護市の判断に瑕疵は無かったとして審査請求を棄却する裁決を言い渡しました。

この裁決を受けて、大城さん側は今後、名護市の決定を取り消す訴えを起こす予定です。