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高校の歴史教科書検定問題で、28日までに県内全市町村議会で検定意見の撤回要求が可決されましたが、伊吹文部科学大臣はきょう改めて撤回する必要はないという認識を示しました。

県内では、5月中旬から6月28日までに、県内41全ての市町村議会で撤回を求める意見書を可決しました。

この状況をどう捉えるかとの記者の質問に、29日、伊吹文部科学大臣は「すべての集団自決というものが軍命あるいは、強制であったと断定するということは、歴史教科書の事実の記述としては難しいんじゃないかという検定意見を出しているんじゃないかと私は思う」と答え、検定結果に問題はないとの考えを示しました。

また、伊吹大臣は大臣の権限で検定意見の撤回を求めることはできないと、これまでの考えを繰り返しました。