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6月23日は慰霊の日。62年前のきょう、沖縄における組織的な戦いが終結した日です。糸満市では先ほどから、県主催の全戦没者追悼式典が行われています。会場から中継です。
沖縄戦最後の激戦地・摩文仁では、ことしも梅雨明けの青空のもと、多くの人々が参列し、追悼式典が行われています。戦時中、逃げ惑う多くの人々を守り、そして戦後も暮らしを支えたサトウキビ畑のモニュメントが設置されました。
戦後62年を経ても、悲惨な戦争の記憶は消えることがありません。ことしも平和を願う行進の列は午前中、糸満市内をすすみ、平和の礎や各地の慰霊碑のまえでは線香や花を手向け、手を合わせる人々の姿がみられました。
会場にはさきほど、首相としては初の参列となる安倍総理も到着しました。このあと正午には、参列者全員とともに黙とうを捧げ、中学生の平和メッセージに耳を傾けます。
今年、集団自決が軍命によって強いられた、という記述が高校の歴史教科書から削除されることになり、県民からは反発の声があがっています。今なぜ、そのようなことが行われるのか、参列者の姿や祈りの声を深く心に刻み、伝えるべき真実は何か、平和とは何かを考える一日でもあります。