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基地建設のための調査が行われている名護市大浦湾の入り口で仲良く泳ぐジュゴンの親子の姿をQABのカメラがとらえました。21日午前7時半ごろ大浦湾の入り口で2頭のジュゴンが寄り添って泳いでいる姿が1時間以上にわたって見られました。

時折、大きいジュゴンの上に小さなジュゴンが乗って戯れていることから親子ではないかと見られますが、雌雄のペアである可能性もあります。かつては2、3頭のジュゴンが仲良く泳ぐ姿が度々目撃されていましたが2000年以降は単体のジュゴンの目撃例しかなかったためますます絶滅の危機が高まっていると危惧されていました。

しかし、2頭がいた場所は現在基地建設のため国が112箇所に調査機器を設置している海域で環境アセス法にも違反していると調査中止を求めている人々はジュゴンに与える影響を心配しています。

今回の発見でキャンプシュワブ周辺の海が、今もジュゴンの子育てや繁殖の場になっていることがわかり、広大な海の埋め立てを伴う基地建設の是非が改めて問われそうです。