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北谷町の沖で2005年に移植したサンゴがきのう産卵しました。株分けした小さなサンゴ片が海の中で成長し、産卵する姿をカメラが捕らえたのは初めてです。
北谷町アラハビーチの沖、500メートルの地点に移植したサンゴ群が5月末、卵を持っているのが確認されました。
これは北谷のサンゴを株分けしてピンに固着させ、一本一本植えたもので、それが19日夜10時ごろ産卵を始めました。
まず、コユビミドリイシが卵を放出。まさに最初は小指ほどの大きさだったサンゴが、今は直径50センチにまで成長し、元気に産卵しています。続いて、ほかの種類のサンゴも順次ポリプから新しい命を海中に放っていきます。
サンゴの移植に取り組んできた金城浩二さんは「相当、生んでいる。やればできる。いい気分だね」と自信を覗かせています。
移植したサンゴが海の中で産卵する姿が捕らえられたのは初めてのことで、北谷はサンゴの移植の先進地域として今後も注目を集めそうです。