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汚染された血液製剤が原因でC型肝炎に感染したと、患者らが国と製薬会社に損害賠償を求めている薬害肝炎訴訟で、19日、全国4地区の10人が裁判所に一斉提訴しました。
提訴したのはC型肝炎患者ら男女10人で、このうち福岡地裁には、沖縄の2人を含む男女4人が新たに提訴しました。
4人には父親をC型肝炎による肝臓がんで失った沖縄の女性が含まれていて、薬害肝炎九州訴訟で遺族が原告になったのは今回が初めてです。
薬害肝炎訴訟を巡っては、これまでに大阪・福岡・東京の3つの地方裁判所で国の責任を一部認める判決が出ていますが、国は控訴しています。
全国の薬害肝炎訴訟の原告団では6月25日、問題の全面解決を求めて、総理官邸を訪れる予定です。