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今月、国内で初めて野生のウシガエルなどから両生類に感染するツボカビ菌が検出されたことを受けて、固有種の多い沖縄でも野生の両生類の調査が始まります。
両生類に感染するツボカビは致死率90パーセント以上で、強い伝染力を持っているカビの一種で、今月はじめには研究グループが国内の野生のカエルやイモリからツボカビを検出しています。
感染が確認された中に、発症はしていないもののオキナワアオガエルやシリケンイモリが含まれていたことから、固有種への感染と絶滅を食い止めたいと、環境省と県、それに美ら海水族館が全国に先駆けて沖縄で野外調査を実施するものです。
調査は両生類の体をめん棒で拭い、サンプルを採取。それを国立環境研究所で分析します。美ら海水族館では本部半島周辺ですでに調査を始めていて、県や環境省那覇自然環境事務所でも来月始めに調査を開始します。