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先週、文部科学省が事前に集団自決での軍の関与の削除を検定審議会に求めた文書の存在が明らかになったことで、18日、国会でこの問題が取り上げられました。

衆議院沖縄・北方特別委員会では民主党の川内博史議員が教科書検定問題を取り上げました。この中で、文科省が軍の関与の削除を求めた調査意見書について、担当職員が決済を行っている事実をあげ、「検定に関し口出しを出来ない仕組みになっているにも関わらず、実際に口出しをしているのではないか」と説明を求めました。

これに対し文科省の審議会は「調査意見の内容について、事務方が物を言ったり、指摘することはない」と回答。また、実際に軍の関与があったことは事実かと質問したことに対して、「日本軍の関与を否定するものではない」と繰り返しましたが、責任があるかどうかについては明言を避けました。