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県議会の自民党会派は国の教科書検定で集団自決の日本軍関与に関する記述が削除、修正された検定結果の撤回を求める意見書に賛成することを決めました。

沖縄戦の集団自決の記述から軍命を削除した文部科学省の教科書検定について県議会の最大会派自民党は14日、3度目の議員総会を開きました。総会では、文部科学省の審議官と面談した議員から沖縄戦の集団自決で軍の関与を認めたものの、検定前の表現に戻すのは困難という認識が示されたと報告しました。

その説明に一部の議員からは、検定の撤回が難しい状況で意見書の採択に意味があるのかと否定的な意見も出ました。しかし、沖縄戦の実相を伝えるべきだとの意見が大勢を占め意見書に賛成することを確認しました。検定意見の撤回に関する意見書は野党は採決する方針を決めていて6月定例県議会で可決する見通しです。