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自民党県連は高校教科書から沖縄戦の集団自決に関する記述を削除する検定結果の撤回を求める県議会の意見書に賛成することを決めました。今月19日に開会する定例県議会で、検定の撤回を求める意見書の採択については3度にわたり協議してきました。
14日の総会では、13日に上京した議員から文部科学省の審議官が沖縄戦の集団自決で軍の関与を認めたものの、検定前の表現に戻すのは困難という認識を示したことが報告されました。その後協議に入り一部の議員からは、検定の撤回が難しい状況で意見書の採択に意味があるのかと否定的な意見も出されましたが、沖縄戦の実相を伝えるべきだと党として意見書に賛成することを確認しました。
一方、15日に東京で展開される要請行動に向けて出発するのは高教祖や琉大の教授など教育関係者や市民団体それに沖縄戦の体験者、瑞慶覧長方さんら38人です。9日に開かれた県民大会での意見書や抗議決議書に加え、これまでに寄せられた7万238人分の署名を携え国会へ向かいます。出発式で要請団は「県民の声、戦争で犠牲になった人々の声を中央に届け考えを改めさせる」と要請行動への意欲を見せました。要請団はあす、国会で要請行動を行なった後、国会周辺で街宣行動を展開します。