めざせ甲子園!11回目のきょうは前原高校です。部員105人を影で支えている男子マネージャーがチームの大きな力となっています!
去年創立60周年を迎えた中部の伝統校・県立前原高等学校。春夏合わせて3回甲子園に出場している野球部は、現在部員が105人!全校男子生徒の4人に1人が野球部です。
春の大会では2回戦で敗退し、思うような成績を残せませんでしたが、個々の能力の高さは強豪校にまったく引けをとりません。2月に行われた野球部対抗競技大会でその実力が発揮されました!
塁間継投やバッティング、100メートル走など、8種目で野球に必要な基礎運動能力を競い合い、前原高校は見事総合2位に輝いたのです!
嘉陽宗雄監督「この冬場のトレーニング含め、選手のがんばりで総合2位になり、だいぶ体力もついた。非常に自信になったと思っています」
さらに競技大会の上位のチームは毎年夏の大会でも好成績を収めていることから、今年の夏は前原高校が『ダークホース』となり、他校を脅かすかもしれません。潜在能力の高さは県内トップクラス。では気になる戦力を紹介しましょう!
チームの大黒柱はエースで4番の安里基生投手!右の本格派で力強いストレートはMAX142キロ!スライダーやカーブの切れも良く三振の山を築きます!
安里基生投手「調子はまぁまぁですが、チームピッチングで勝ちたいと思います」
またパワフルなバッティングも魅力で投打での活躍に期待がかかります!
1番は俊足強打の儀間旭人選手。1年の頃からレギュラーとして活躍しており、その実力は折り紙つき。チームナンバーワンの野球センスを誇り、ホームランが打てる長打力も魅力です!3番・仲本隆之選手は出塁率が高いうえ、チャンスにも強く、監督も厚い信頼をよせている選手です。
田屋賢悟マネージャー「守備で4名ずつ入ってフリーバッティングをやりましょう!」
この春からチームの雰囲気が大きく変わった前原高校。そのきっかけとなったのが田屋賢悟くんです。田屋君は元々選手でしたが、今年の4月にマネージャーとしてチームを支える事を決断しました。
田屋賢悟マネージャー「先生が是非マネージャーの仕事があるんで、お前にやってもらいたいと言われたんでやりました。色々気配りとか全体を見ないといけないんでその辺が大変です」
嘉陽監督はキャプテンと一緒にチームを引っ張ってくれる事を期待し、周りからの信頼が厚い田屋くんを抜てきしました。選手に練習メニューを伝えたり、1年生の指導も田屋くんの大事な仕事の一つです。毎日監督の右腕となりチームを支えています。
嘉陽宗雄監督「僕の仕事も半分くらいやるような状況ですから、非常に助かってます」
根路銘勇也主将「一緒にチームを支えてくれる大事な一人です」
安里基生投手「自分達が強くなるためと思ってマネージャーの道を選んでくれて、田屋くんがマネージャーになってチームは大きくかわりました」
選手からマネージャーへ。一人の部員の決断がチームに大きな影響を与えました。そしてこの夏、部員105人が心を一つに夢舞台を目指します!
嘉陽宗雄監督「僕が考えているチーム作りができてきているので、夏が本当に楽しみです」
田屋賢悟マネージャー「みんな甲子園に向けてがんばっているんで、夏は良い結果が出ると思います」
根路銘勇也主将「みんなで一つになって、ベンチに入れなかった3年生もいるんで、その人たちの分まで思う存分暴れたいです!」
「行くぞ甲子園!オー!」
めざせ甲子園!!明日は故栽監督に捧げる夏・沖縄水産高校です。