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家畜の生産効率を高めようと、生産者らを集めた対策会議が4日那覇市で開かれました。この会議は、環境問題への取り組みで穀物などを利用して作るエタノール燃料の需要が高まり家畜の餌となるトウモロコシの価格が上昇していることを受けて開かれました。
冒頭、国の農政担当者らが飼料価格の動向を説明したあと、生産コストを下げるためには放牧や飼育期間を短縮すること、また飲食店などで出される食品の残り物を有効利用する対策が示されました。
しかし生産者からは、「生産者側の努力だけでは価格上昇分を吸収しきれない」「養鶏業の経営は非常に圧迫されている」と、危機的な現状を訴える声が挙がっていました。一方で、生産者らは、「生産性向上に努めた上で、小売価格へ反映させることができるよう、消費者の理解を得られれば」と話していました。