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樹木本来の免疫力を活かす肥料を使って、松くい虫や害虫の被害を防ぐ試みが糸満市の平和記念公園で、行われています。松くい虫の駆除に役立てようと肥料を開発した群馬県の企業と、浦添市のオキジムが実施したもので、樹木活性化肥料「バイオビリオン」という固形のペレットを根っこの周辺に埋めたり、液体化したものを散布することによって、樹木本来の免疫力を高め、松くい虫や害虫の被害を防止する方法です。
松だけでなく、様々な樹木や植物に使用出来るほか、被害を受けた樹木を再生させる効果もあるということで、本土では、石川県の兼六園などでも実績があります。肥料を開発した群馬県に本社のある椿産業の椿和雄常務は、「木本来がもっている力を最大限引き出すような作用をもっている」と自信を見せていました。椿産業とオキジムでは2006年から県内の樹木でも使用できるよう開発を進めていて、松くい虫の新たな対策として注目されています。