辺野古調査に自衛隊投入
辺野古漁港で岸本記者が取材しています。岸本さん 今も何か動きはあるんでしょうか?
「いえ、きょうの動きはほぼ午前中だけで国による調査機材の設置も今は行われていません。しかし、反対派の人達は、自衛隊や海上保安庁の動きを警戒するために今もこのように座り込みを続けています。」
「そして、今の海の状況を見ていただけますでしょうか?もう日が沈んでから 分ほど経ちますのでほとんど見えないと思いますが、この静かな海で今ご覧頂いたような激しい攻防があった訳です。」
「そしてキャンプシュワブの鉄塔の左側、ここは基地の中です、あの白い蛍光灯がついた建物が目に入るでしょうか?あれは那覇防衛施設局が立てたもので今も反対派住民を監視するといった目的のために使われています。」
このように、お互いが激しくにらみ合いを続けている訳ですが、どうしてここまで激しく緊迫する事態になったのかVTRにまとめてあります。 そちらをご覧ください。
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『今、ダイバーが海の中に入りました。基地建設に向けた調査が今、始まりました。』
海上保安庁『作業船付近では潜水作業が予定されています。潜水員の安全のために100メートル以上離すようにしてください!』
先月末、政府が独自に開始した事前調査。その日の夜県は調査海域の使用同意書を那覇防衛施設局に提出。
仲井真知事『事業者が自分のリスクでもって事前調査はやるものでありますから』
知事はその翌日上京し、調査に対する容認姿勢を再度報告。そしてワシントンで開かれた外務・防衛閣僚による会談。
ライス国務長官『日米同盟をさらに強化する』
辺野古への基地建設を急ぐ日米政府。そこに本土メディアがある報道を行います。
『自衛隊を事前調査に投入する』
塩崎官房長官『報道としてやや不正確、いや、まさに不正確じゃないかと思います』
『反対運動をされる人がおられる場合の妨害行為があった場合ですね、警察、海上保安庁がその任務をおっている訳で、自衛隊がその任務をおっている訳ではない』
このように自衛隊の協力をはっきり否定した政府。しかし、翌日
久間防衛大臣『自衛隊はあらゆることに対応して、国民のためになる場合に法に基づいて可能なことはやれる』
と一転して防衛省のトップが自衛隊員の動員を示唆。その根拠は自衛隊法の82条、
『防衛大臣は、海上における人命、もしくは財産の保護、また治安の維持のため、特別の必要がある場合には内閣総理大臣の承認を得て、必要な行動を命ずることが出来る』
この法律を根拠にしていると見られます。そして、うるま市のホワイトビーチには、普段は見られない海上自衛隊の補給艦『おうみ』が日曜に到着。
また、掃海母艦の『ぶんご』も横須賀を出港し、辺野古は緊迫が高まっていた。
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辺野古漁港で岸本記者が取材しています。岸本さん 今も何か動きはあるんでしょうか?
「いえ、きょうの動きはほぼ午前中だけで国による調査機材の設置も今は行われていません。しかし、反対派の人達は、自衛隊や海上保安庁の動きを警戒するために今もこのように座り込みを続けています。」
「そして、今の海の状況を見ていただけますでしょうか?もう日が沈んでから 分ほど経ちますのでほとんど見えないと思いますが、この静かな海で今ご覧頂いたような激しい攻防があった訳です。」
「そしてキャンプシュワブの鉄塔の左側、ここは基地の中です、あの白い蛍光灯がついた建物が目に入るでしょうか?あれは那覇防衛施設局が立てたもので今も反対派住民を監視するといった目的のために使われています。」
このように、お互いが激しくにらみ合いを続けている訳ですが、どうしてここまで激しく緊迫する事態になったのかVTRにまとめてあります。 そちらをご覧ください。
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『今、ダイバーが海の中に入りました。基地建設に向けた調査が今、始まりました。』
海上保安庁『作業船付近では潜水作業が予定されています。潜水員の安全のために100メートル以上離すようにしてください!』
先月末、政府が独自に開始した事前調査。その日の夜県は調査海域の使用同意書を那覇防衛施設局に提出。
仲井真知事『事業者が自分のリスクでもって事前調査はやるものでありますから』
知事はその翌日上京し、調査に対する容認姿勢を再度報告。そしてワシントンで開かれた外務・防衛閣僚による会談。
ライス国務長官『日米同盟をさらに強化する』
辺野古への基地建設を急ぐ日米政府。そこに本土メディアがある報道を行います。
『自衛隊を事前調査に投入する』
塩崎官房長官『報道としてやや不正確、いや、まさに不正確じゃないかと思います』
『反対運動をされる人がおられる場合の妨害行為があった場合ですね、警察、海上保安庁がその任務をおっている訳で、自衛隊がその任務をおっている訳ではない』
このように自衛隊の協力をはっきり否定した政府。しかし、翌日
久間防衛大臣『自衛隊はあらゆることに対応して、国民のためになる場合に法に基づいて可能なことはやれる』
と一転して防衛省のトップが自衛隊員の動員を示唆。その根拠は自衛隊法の82条、
『防衛大臣は、海上における人命、もしくは財産の保護、また治安の維持のため、特別の必要がある場合には内閣総理大臣の承認を得て、必要な行動を命ずることが出来る』
この法律を根拠にしていると見られます。そして、うるま市のホワイトビーチには、普段は見られない海上自衛隊の補給艦『おうみ』が日曜に到着。
また、掃海母艦の『ぶんご』も横須賀を出港し、辺野古は緊迫が高まっていた。
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インタビュー 琉球大学法科大学院 高良 鉄美 院長
「法律の根拠というのは自衛隊法だと思うんですね。自衛隊は基本的に外からの侵略とか攻撃に対して対応するというのが主な任務になっているわけですね。それに対して副次的に治安・公共の秩序の維持というのがあるわけですね。そうすると今回のような反対行動とかそういうものに対して自衛隊を投入すると、明らかに(法律の)趣旨から外れていると言えます。」
「一度(自衛隊の投入を)既成事実としてどんどん積み上げていくと今後、もっと濫用されて拡大解釈されていろんなものにも「すぐ自衛隊投入」ということで、国民の権利とぶつかるということがあると思いますね。
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ここで再び現場にいる岸本記者とつなぎます。岸本さん 今後、調査はどのように進むんでしょうか?
はい、国側がきょう何個、環境調査のための機材、その中でも特に急いでいるサンゴの着床具をいくつ海底に設置したのかは分かっていません。しかし、トータルでは水中カメラやソナーもあわせて112個もの機材を設置するんですね。ですから、機材の設置作業はきょうだけでは終わっていないと見られます。
明日以降、少なくとも数日間は同じような状況が続くのではないでしょうか?
これまで国は前の沖合いに基地を作る計画の時も土曜、日曜は作業を行ってきませんでしたよねー今回はどうなんでしょうか?
今回は無いとも言い切れません。
というのは自衛隊が動員されたのも、今回は絶対に調査を遅らせられない。そういう国のあせりの表れの最たるものなんですね。
そして、サンゴの産卵の時期も今月下旬から来月頭と迫っています。それに間に合わせないと、国は調査が一年遅れると見ていますから、あす、あさっても可能性はゼロではありません。ですから、この辺野古の緊張状態は週末も途切れることはなさそうです。