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酒気帯び運転で検挙され懲戒免職となった消防本部職員の不服申し立てに対し、那覇市の公平委員会は処分を「停職12ヶ月」に軽減する裁決を出しました。
この職員は那覇市消防本部に勤める50代の男性で、2005年10月、休日に自宅で飲酒したのち、1時間仮眠した後タバコを買おうと原付バイクで出かけ酒気帯び運転で検挙されました。
那覇市は飲酒運転に対する処分の目安に基づき2006年5月、この職員を懲戒免職としましたが、職員は処分は重すぎると那覇市公平委員会に不服を申し立てていました。
この申し立てに対し、委員会は他の官公庁の同じようなケースとの比較や今回は人的物的損害を生じていないなどの判断から、5月1日、処分を「停職12ヶ月」に軽減する裁決を出し、職員は5月から復職しています。
裁決を受け、翁長市長は「那覇市の処分の目安と異なる結果が出て大変残念。飲酒運転は危険であり、懲戒免職という方針は今後も変えない」とコメントしています。