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1978年を最後に途絶えている久高島最大の神事、「イザイホウ」を記録したドキュメンタリー映画の上映会が26日、沖縄市で開かれました。この映画は、映画監督の野村岳也さんが1966年に撮影したもので、長期にわたって島に滞在し、島の人たちと親しくなったからこそ撮影が許された貴重な映像が公開されています。

イザイホウは久高島で生まれ、生活する30歳から41歳の女性がノロを中心とする神役組織に入るため12年に一回行われていましたが、参加者がいなくなり1978年を最後に途絶えています。野村岳也監督は、「最後まで神が生きているような祭りで厳粛な祭りだった。そのまま観光化も何もしないで消えてしまったという形」と語っていました。映画では祭りのほかにもサバニ漁や伝統のイラブー漁なども紹介されていて、観客は神秘の島・久高島の魅力にも触れていました。