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嘉手納基地に一時的に配備されたF-22ステルス戦闘機と自衛隊による初めての共同訓練があす27日に実施されるのを前に、航空自衛隊那覇基地や嘉手納基地では、26日朝、戦闘機が慌しく離陸し訓練に備えています。日米共同訓練に参加するのは航空自衛隊那覇基地所属のF4戦闘機と25日に石川県小松基地から沖縄に到着したF-15戦闘機、そして、2月に嘉手納基地に暫定配備された最新鋭のF-22ステルス戦闘機などあわせて12機です。

航空自衛隊那覇基地では26日午前8時半から自衛隊の戦闘機が続々と飛び立ち、27日の日米共同訓練に備えました。また、航空自衛隊とアメリカ空軍のパイロットが共同訓練の打ち合わせを行い、戦闘機の機能についての細かい情報や連携の方法について確認しました。

今回の共同訓練に嘉手納町をはじめ周辺の市町村では訓練がF-22の嘉手納基地への常駐につながるのではと、懸念が広がっています。嘉手納町の宮城篤実町長は、26日、QABの取材に対し、『これまでのアメリカの例からするならば、一時移駐という前提で入ってきて常駐した経緯はあるのでそういうことも十分あると思う』と懸念を示しました。

その一方で、訓練は安倍総理大臣の訪米にあわせた日米同盟強化をPRするパフォーマンスとの指摘もあります。日米双方はこの共同訓練を、27日午前8時半頃からと午後2時頃からの2回、沖縄近海の上空で行う予定です。