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仲井真知事と名護市の島袋市長は25日午前、防衛省の久間大臣と会談し、知事は24日から始まった辺野古沖での事前調査について許可したことを報告。普天間基地を三年以内に閉鎖状態にすることなど県が求めていることについての言及はありませんでした。

会談はわずか10分ほどで終了し、島袋市長も日米で合意しているV字型滑走路を沖合いにずらす修正案についてはすでに政府に要求しているとして、改めて求めませんでした。沖縄県側からも、きのうから辺野古沖で実施されている事前調査の許可をしたと報告しただけに留まりました。

ところで、名護市辺野古沖では25日も那覇防衛施設局が事前調査を実施。予定地の海域にダイバーが潜り写真などのデータを集め、ブイなどを設置しました。これに対し、市民団体のメンバーはカヌーに乗り込んで中止を訴えましたが、作業は広い海域の複数のポイントで実施されました。

一方、市民団体は県庁を訪れ、県が事前調査を許可したことは知事が上京するための手土産だったと批判しました。これに対し、土木建築部の首里部長は「我々は防衛施設庁と海上を使用する許可を出しただけだ」と繰り返しました。