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文部科学省による高校教科書の検定で、沖縄戦の集団自決の記述から『日本軍の強制』が削除されたことを受けて、県内の教職員らが17日夜、反対集会を開きました。

この集会は3月末の教科書検定で、沖縄戦で起きた住民の集団自決について『日本軍による命令や強制があった』というこれまでの表現が削除された問題を受けて緊急に開かれました。

この中で慶留間島で起きた集団自決で多くの親戚や仲間を失った與儀久英さんは「当時、日本軍がそれぞれの地域の区長に集団自決を命令し、島民の多くを自殺に追い込んだ」と証言しました。

そして、教え子を再び戦場に送らないという決意を基に、沖縄戦の実相を生徒たちに伝えていくことが教師の使命だとして、今回の検定が撤回されるまで団結して文部科学省に働きかけていくことを確認しました。