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高校の歴史教科書検定で文部科学省が「日本軍の集団自決強制」を削除するよう指示したことを受け、6日夜、那覇市で緊急の抗議集会が開かれました。抗議集会は「沖縄から平和教育をすすめる会」が主催したもので、教職員などおよそ150人が参加しました。

3月30日に公表された高校の歴史教科書の検定で、文部科学省は一部の出版社に対し、沖縄戦における「集団自決」について「日本軍による強制があった」とする記述を修正するよう指示しています。

集会で琉球大学の高嶋伸欣教授は「今回の教科書検定は公平性、客観性を守るルールに反している」と指摘し、文部科学省を厳しく批判しました。「平和教育をすすめる会」では今回の修正指示を撤回するよう引き続き求める方針です。