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欠陥が指摘されているアメリカ軍のオスプレイの名護市辺野古への配備について、政府は11年前のSACO合意の時点で配備を把握していたことが分かりました。これは1996年のアメリカ政府の文書で明らかになりました。

SACOの最終報告が発表される10日前の文書には、普天間基地の代わりの施設について『ヘリコプターとオスプレイの部隊の所属基地として設計される』と明記されています。それが12月2日の最終報告では『短距離で離着陸できる航空機の運用も支援する能力を持つ』と修正され、『オスプレイ』の文字が消されました。

また、10月の日米間のやりとりでは、日本側から「オスプレイに合わせた滑走路の長さを県民に伝えるのは問題がある」との意見が出されています。

当時のアメリカ側の交渉を担当したキャンベル元国防次官補代理は、最終報告にオスプレイが明記されることに対して「日本側が非常に懸念した」と削除の理由を語っています。